私は狩猟免許「わな猟」の試験を2024(令和6)年に受けました。
狩猟免許「わな猟」試験の1週間前に受けた初心者狩猟講習会で、「狩猟読本という」テキストと問題集を手に入れてから本格的に試験勉強をしました。
1週間で覚えるには不安になる内容の中、私が一番気になってネットで検索したけど結論が出なかった事があります。
狩猟免許「わな猟」試験に鳥に関する問題が出るのか?
「わな猟で鳥は捕ってはいけないので鳥に関する問題は出ない」と言っている方がけっこういますが…
私は実際に試験を受けてみて…
「鳥に関する問題出ました!」
実際にどんな問題が出たのか紹介します。
そもそもなんで鳥の問題に興味があるのか?
狩猟試験の中の「わな猟」では鳥は狩猟の対象になっていません。
ですから、筆記試験合格後に行われる技能試験の前の「鳥獣の種類等の判別に関する試験」では、捕獲して良い獣類の名前と捕獲してはいけない獣類を、絵を見てすぐに答えなくてはいけないのですが、鳥は捕獲してはいけないので、鳥の絵が出たら「ダメ」と答えるだけで名前を言わないてもいいのです。
しかし、筆記試験の出題範囲には鳥に関する知識がたくさんあるのです。
「何問か出ますのでしっかり勉強しておいて下さい」
それにしては覚える事ありすぎです。
という事で、鳥に関する問題が出るのか出ないのかは重要なのです。
実際に出たのか??
実際に狩猟免許「わな猟」試験に鳥に関する問題は出たのか?
出ました!
ただ、2問しか出なかったので、あれだけの知識を覚える事を考えたら、それ以外を優先するのも良いのかもしれません。
10問間違えなければ合格出来ると思いますので。
私は鳥の知識も一生懸命勉強して、たぶん100点だったと思います。
完ぺきではありませんが鳥の習性や特徴も知る事が出来ましたし、ちょっとひねった鳥に関する問題2問を説けた充実感はあります。
1週間前は「覚える事多すぎ」と不安になっていましたが、試験では100点を取れる試験ですので、しっかり勉強しておく事をおすすめします。
どんな問題が出たか?
実際にどんな問題が出たのか?
1問は「1日当たりの捕獲数の上限」の問題です。
カモ類 合計して 5羽
エゾライチョウ 2羽
ヤマドリ及びキジ 合計して 2羽
コジュケイ 5羽
ヤマシギ及びタシギ 合計して5羽
キジバト 10羽
という所、ありましたよね。
それぞれ違う数字が出れば×、あっていれば〇。
実際に出た問題は「正しい物を選びなさい」という問題で、1.と2が×で、3.がこのようになっていました。
「獣類には捕獲数の制限はない」
この雑な感じ、×の雰囲気いっぱいですが、よく考えてみると〇なんですよね。
獣類には捕獲数の制限がないという言葉はテキストに出て来ないと思いますが、獣類に捕獲数の制限があるという事も書かれていなかったと思います。
その前の2つが×と分かっていたので「正解は3.」と確信を持てたのですが、鳥に関して勉強していないと確信が持てない問題です。
もう1問は「鳥の大きさ」の問題です。
狩猟をする上で大切な事は「捕獲してはいけない動物を間違えて捕獲しない事」です。
という事は、一瞬で狩猟鳥獣か非狩猟鳥獣かを見分ける事が出来なければなりません。
鳥を判別する時に「体の大きさ」も判別手段の1つとなります。
「キジは大きい」、「カモの中で大きいのがマガモ・カルガモ」、「カラスの中で大きいのがハシブトガラス」など、基準となる鳥の名前は覚えていました。
同じ仲間の中での大きさの順位はだいたいつけられたものの、他の仲間に混じって「キンクロハジロ」などが出て来ると「どんな鳥だっけ?」という風になってしまいます。
コジュケイだったら「小さそう」というイメージだけはヒントになるかと思いますが。
試験には問題集の通りではなく、少し難しくして出題されていました。
しかし、よく考えれば正解になる問題だったと思いますが、勉強をしていないと正解に出来なかった問題だと思います。
網猟の問題も出る
狩猟免許「あみ猟」試験は、狩猟免許「わな猟」試験と同じ日に講習と試験が行われていましたが、狩猟読本の「猟具に関する知識」の網に関する問題はわな猟の試験にも出ます。
「猟具としての網の種類や使用方法」
「かすみ網は禁止されている」
「はり網を張りっぱなしにして使用する事は禁止されている(捕ってはいけない鳥がかかってしまう可能性があるので)、(ただし、ノウサギやユキウサギを捕獲するはり網に限っては、張りっぱなしでもかまわない)」
以上のような問題事が出題されると思いますが、範囲は少しですので覚えておきましょう。
まとめ
狩猟免許「わな猟」試験に鳥に関する問題は出るのか?という事について、実際に試験を受けた者として回答させていただくと「出ました」という事です。
2024(令和6)年の狩猟免許「わな猟」試験に出た鳥に関する問題はこのような問題でしたが、次の年はどのような問題が出るのでしょうか?
生息環境・一夫多妻・雄雌の違い・飛び方の特徴などたくさんあります。
出題数は少ないので、「出ない」と割り切って法令などからしっかりと勉強するという考え方もあると思います。
しかし、60歳近いオヤジが1週間で100点をとれた試験ですので、鳥に関する知識もしっかり勉強しておくと良いと思います。